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2024.06.06 スバル信州

一つのいのちプロジェクト”上高地の自然を、それを守る活動を知ろうツアー”


いつもスバル信州をご愛顧くださり誠にありがとうございます。
本日は、『一つのいのちプロジェクト』
上高地の自然を、それを守る活動を知ろうツアー
スバル信州社内イベントとして行った様子をレポートいたします。


6月5日(水)
晴天!
社員と家族計28名が新緑の上高地へ向かいます。

松本インターを降りて約一時間。
マイカー規制があるため、沢渡からバスに乗ります。
トンネルを進み、木々の中を走ること約30分。上高地バスターミナルに到着です。

集合時刻。
社員がぞくぞくと集まります。


中には前日入りして隣山から下山してきた強者社員も・・・(山岳ブログでお馴染みの方々♪)





6月の上高地は初夏から梅雨の季節。
沢山の花々が咲き競い、雪解けの清らかな水が流れる美しい時期です。


河童橋に到着。
外国人観光客や修学旅行生も多く、賑やかです。


今回のツアーは、
自然公園財団上高地支部の皆様のご協力の元、
”自然のいのち”について考えるツアーでした。

午前中は、オリエンテーションとして、ビジターセンターにて
所長の加藤様より、
・上高地の成り立ち、歴史
・自然公園財団の事業について
などといったお話を、クイズ形式を交えながら学ばせていただきました。

知っているようで知らなかった上高地のお話に聞き入る私たち。
上高地の主役は・・・実は「○○」というクイズがでました。
なんだと思いますか?


正解は「 水 」 です。
美しい水。清流ですね!

上高地訪問経験者へのアンケート調査でも、一番印象に残った事・感動したことは
”梓川の清流や池、水辺の美しさ”と回答する人が1番多いそうです。




そして、上高地支部の香取様からは
”サルとクマのおはなし”がありました。


上高地はツキノワグマの生息地の核心部。
クマの生息地に、人間がお邪魔しているという意識が大切とのこと。

人間側がゴミや食料などの管理、配慮を怠らないことで、
クマが本来の生き方(自然のものを食べて自然の中で過ごす)が出来るんですね。

サルについても面白いお話をお聞きしました。
上高地に住むニホンザルは”世界で最も寒い場所に生きるサル”。
サル=南国やバナナ、ヤシの実というイメージを持つ外国人観光客には
寒い場所に住むサルは、とても珍しい光景に映るそうです。

動物の話には、参加した子供たちも興味津々で聞いていました。



そして午後の部。いよいよ上高地を散策します。



河童橋から展望台まで、ゴミ拾いをしながらの散策です。



小梨平キャンプ場付近では、
フードコンテナが設置されていました。
これは、クマが人間の食べ物の味を覚えてしまわないようにするため、
キャンプに来た人が一時的に食べ物や生ごみを保管しておくためのコンテナです。




周辺のゴミ箱も厳重に対策をします。
毎日ゴミを回収しクマ対策を行っているそうです。
コンテナ周辺には、カメラを設置して、クマが近寄っていないかを監視できるようになっています。 

施設内を修繕したり、作業場としても利用している道具小屋も
特別に見せていただきました。

小屋の入口には、ツキノワグマのひっかき傷がありました。


普段立ち入れないバックヤードに、興味津々。
たくさんの材木や機材が揃っています。


自然財団の香取さんが持っている長い棒。なんだと思いますか?

これは”サル追い”に使われる道具のひとつ。
サルに着けられた発信機を受信できる道具で、サルの位置を確認できるんだそうです。
自然界で生きていく力を持続させるため、サルと人間には適切な距離感を保たなければなりません。


上高地に来ておさるさんに会ったら、「目を合わせない・エサをあげない」をお守りくださいね!



ツアーも終盤になり、インフォメーションセンターへ向かいます。


先日貸与させていただいた、パトロールカーのフォレスターが停まっていました。

ラッピングされたフォレスターに変えたことで、
観光客の方にも、保護活動中ということが一目でわかるので活動がしやすくなったとのお声をいただきました。


そして、15時。
無事にツアー日程が終了しました!


このツアーを通して、
上高地の自然は、自然財団やボランティアの方々の日々の活動によって維持されていること、
自然のいのちは、わたしたち人間の手で守っていくこと、
人間と自然の有り方を深く知ることが出来ました。


そして上高地。自然と共存する美しい極上の緑地。
リピーターが多いと言われている理由を再認識しました。


今後もスバル信州は”一つのいのちプロジェクト”の活動を続けてまいります。

ご協力いただいた自然財団上高地支部の皆様、本当にありがとうございました。

一つのいのちプロジェクトについての概要はこちらからどうぞ