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エンジンのボア×ストロークに注目
本日はエンジンのお話です。
お車選びの際に、多くの方がエンジンの排気量とか燃費とか馬力なんかを気にすると思います。
突然ですがエンジンのボア(内径)×ストローク(行程)比をご存知でしょうか。
何かというと、ボアがピストンの直径。
ストロークがピストンが左右に動く距離。
図で説明するとこんなイメージ↓↓↓
ボアよりストロークが長いとロングストロークエンジン。
ボアとストロークの長さが同じ場合をスクエアエンジン。
ボアよりストロークが短いとショートストロークエンジンと呼ばれます。
で、実はこのボアとストロークの比でエンジンの性格が決まります!
ロングストローク特性
・低速トルクが強い
・低燃費
・ただし高回転域は苦手
スクエアの特性
・バランス型。
・ロングストロークより出力重視。
・ショートストロークより低速トルク重視。
ショートストロークの特性
・高回転型
・高出力エンジン
・ただし低速トルクは弱い
まとめるとロングストロークが経済性・実用性重視。
ショートストロークが高回転型のスポーティな特性。
スクエアがそれぞれの中間的なエンジン特性です。
このエンジン特性を知ってから改めてSUBARUのエンジンラインナップを見てみましょう!
ロングストロークエンジン
レガシィアウトバック(1.8ターボ)
内径×行程:80.6mm×88.0mm
レヴォーグ(1.8ターボ)
内径×行程:80.6mm×88.0mm
インプレッサ(1.6NA)
内径×行程:78.8mm×82.0mm
SUBARU XV (2.0NA+モーター)
内径×行程:84.0mm×90.0mm
フォレスター(2.0NA+モーター)
内径×行程:84.0mm×90.0mm
スクエアエンジン
先代SUBARU BRZ(2.0NA)
内径×行程:86.0mm×86.0mm
先代WRX S4(2.0ターボ)
内径×行程:86.0mm×86.0mm
ショートストロークエンジン
レヴォーグ(2.4ターボ)
内径×行程:94.0mm×86.0mm
WRX S4(2.4ターボ)
内径×行程:94.0mm×86.0mm
SUBARU BRZ(2.4NA)
内径×行程:94.0mm×86.0mm
WRX STI(2.0ターボ)
内径×行程:92.0mm×75.0mm
ちなみに、経済性や実用性を求めるニーズが多いと思います。
そのため世の中のほとんどの車がロングストロークを採用しています。
ショートストロークエンジンは希少ですが、回してトルクを出す最もエンジンらしいエンジンだと思います。
今はなきWRX STIのEJ20エンジンはターボで9000回転まで、新型BRZも7500回転まで気持ちよく回せます。
そんな松本村井店には、希少なショートストロークエンジンの試乗車をなんと二台も用意しています。
是非、試乗で高回転までの気持ち良い伸びを体感してみてください。
松本村井店 早野