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【スポーティ】中田課長が新型レヴォーグを熱く語る
新型レヴォーグの3つの超革新ポイント【先進安全】に続き、
本日は【スポーティ】を見ていきます。
スバルの新型車研修は、全国全員の販売員が発売前にサーキット試乗を済ませるのが恒例であり、誇りでもあったのですが、コロナ禍の今年は叶いませんでした。従って全員が初試乗の初々しいコメントが連発してます。
【スポーティ】のテーマは、スバル信州で走りのスペシャリスト、中田課長にインプレッションを語って頂きます。
私「課長、今度のSTI Sportはどうですか?」
課長「ドイツのZF製のダンパーが売りだな。ちょっと待ってて」
スマホで調べている現場をこっそり後ろから撮影。この後はスマホで調べたザックス社の事を言ってるだけなので割愛します。
それでは気を取り直して、松本村井店の真っ赤な新型レヴォーグSTIスポーツを試乗してみましょう。
私「課長!新型レヴォーグの乗り心地、想像以上にいいですね!これが本当にSTIスポーツですか?まだ助手席で10m乗っただけですけど、この第一印象は一生忘れないくらいの感動レベルですよ。」
課長「うん。これが全員野球だな。決してストラットが、スプリングが個々に仕事してる訳でなく、SGPのプラットフォームを中心にクルマ全体で走りを作っている感じだな。」
私「全員野球ですか。一つ一つの部品が、チームとして相乗効果を発揮している感じでいい言葉ですね。」
課長「クルマのインプット順って分かるか? ?路面→タイヤ→ホイール→ストラット→ボディ→シート→ステアリング。これら全てがちゃんと良い仕事すると、路面とクルマとドライバーが一体になるんだよ。この観点で乗ってみな。全てが良い仕事しているのがわかって運転が楽しいから。」
私「課長、SGPやフルインナーフレーム構造が運転の楽しさに影響するってところがイマイチよくわからないのですが、教えて下さい。」
課長「いい質問だね。語っちゃうよ…。まずは私の体感した経験談。2つの事例を語ろう。24年前の話ね。私は全財産を使って、GC8インプレッサを本格的にラリーで勝てる車にしたくて、当時のWRCカーのマネをしたんだ。知り合いのボディショップで車全体を裸にして、ボディの各所を増しスポット溶接と剛板追加溶接して、さらに室内にロールバーという鉄パイプみたいな物を張り巡らせたんだ。もちろん2名乗車になって外から見ると車の中はロールバーだらけ。憧れていたので完成した時は興奮して寝れなかったよ。さっそく翌日、乗ってみたらビックリ。あらら…曲がらない…。コーナーでどんどんアンダーステアが強くて思うように走れない。これには残念すぎて、涙し、寝れなかったよ。」
私「課長、毎日寝れなくて、仕事はちゃんとしてたんですか?」
課長「そんな時代だから…」
私「時代って、よくわからないけど、まぁいいです。続けてください。」
課長「曲がらない車を夜な夜な走らせながら、16本のロールバーを1、2本緩めたり締めたりしてみたんだ。するとアンダーステアが弱くなるのが体感できたんだ。」
私「すごい深い話になってますね。」
課長「そう。当時メーカーの社員もお忍びで同じラリーに出ていて、スポット溶接の位置が5センチ変わるだけでも違いがわかるって言ってたな。それだけボディ剛性で乗り心地が変わるんだ。」
私「ボディ剛性って奥が深いですね。もう一つの話もお願いします。」
課長「これも13年前の事だけどね、友人がBMWの7シリーズのロングってやたらデカイ高価そうな車を買ったんだ。そして友人と県外までゴルフに行く事になり、私が運転したんだ。まずは市内の日常走行。フワンフワンしてホイールベースが長いから船みたい。まぁ予想通りの高級車だなぁと思った。ところが一転、高速道路に乗ったらスポーティな車に豹変したんだ。サスペンションは柔らかいがスピードが高くなるに比例して車がシャキッとしてくるんだよ。この車の想定快適速度はかなりの高速なんだと感じたな。これもボディ剛性のチューニングなんだよな。」
私「なるほど。欧州車はその辺の作りが違うのですね。では、なぜ日本車は出来ないのですか?」
課長「うん。今日は質問が冴えてるな。私の主観だけどね、歴史と消費者の感性レベルの差だろうな。欧州車の歴史は日本の倍、車で遊ぶ歴史も倍だから消費者の車を評価する感性だって違うんだ。日本の技術は優れているから作ることは出来る。だけど日本の消費者が違いを感じないならコストの無駄。だから国産メーカーは作らない。」
私「なるほど。そんな日本車の中でスバルのSGPはどうなんですか?」
課長「これは、わかる人が乗れば5分でわかる。市内の通常走行でね。いや、ゴメン、わかる人でなくてもポイントを説明して試乗すれば誰でもわかるな。」?
私「やっぱり新型レヴォーグのボディ剛性が高いから助手席にいても不快な揺れ、振動が本当にない。SUBARUの真打に相応しい最高傑作じゃないですか。これなら欧州プレミアムワゴンとも戦えそうですね!」
課長「いやぁ、これ欲しいな。だって速くて、楽しくて、便利でカッコいい。」
レヴォーグ大好きオーナー55歳が欲しくなるクルマ。それが新型レヴォーグ!課長と話して見えてきましたよ。やっぱりまずは試乗頂くことが必須ですね。
今週末も新型レヴォーグデビューフェアを開催してます。STI Sportの試乗車をご用意しいるので、ご来店の際はお気軽にお声がけください!
次回は最後の【ワゴン価値】を検証していきます。